ニュース職人の朝は早い

01 Apr 2014 machine learning

「どうしてこんなに早く?」

ニュース推薦職人の朝は早い。日が上り始めたころにニュース推薦職人は起きる。

ニュース推薦職人「早朝にはグノシーを起動されますからね。これくらい早く起きないと間に合わないんですよ。」

「辛くはないんですか?」

ニュース推薦職人「まぁ、最初は嫌でしたよ(笑)。でもこの仕事を続けるうちにどんどん苦にならなくなっていったんです」

そういいながら淡々と選別を続けている。一般人では到底選別しきれないような数も職人はものの数十秒で片付けてしまう。何気ない選別の一つでも職人技が光る。

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大量の新聞を机に広げて読むニュース推薦職人

「機械学習などを使えばもっと楽になるのでは?」

ニュース推薦職人「結局、人間が目で選別して機械に正解を教えなければいけませんからね。そのために毎日大量のニュースを読んでいるうちに、私の方が最適化してしまったのですよ。まだまだそこらの学習器に負ける気はしませんね。」

ここで、職人の手が止まった。

ニュース推薦職人「うん、この記事はユーザー 1234567 さんにぴったりだな。」

「え、ユーザーひとりひとりの嗜好を覚えているのですか?」

ニュース推薦職人「当然です。あなたに合った記事を届けるのが使命ですからね。ユーザー 300 万人のデータが頭に入っています。」

ニュース推薦職人の顔はあくまで涼やかだ。それまで厳しかったニュース推薦職人の顔がすこしだけほころんだように見えた。

「こういっては失礼ですが、むなしくはなりませんか?」

ニュース推薦職人「いえ。大変な仕事ですが、やりがいはありますね。大量のデータを処理していると、だんだん自分が学習器に近づいている気がします。ニューロンがね、こう、ぱっぱっと繋がるのが自分で分かるんですよ。」

ニュース推薦職人「そもそも、人間とコンピュータにどこまで差があるんでしょうね。大量のサーバーを繋ぐと幽霊が宿る、という話もありますし、高度に訓練された人間は機械と変わらないのではないでしょうか。」

ニュース推薦職人の目が怪しく光り出した。しゃべっている間も手は止まらず、眼球の左右移動も絶えることはない。ふと視線を外すと、いつのまにか朝日が部屋の中に差しこみはじめていた。記者は、ニュース推薦の背後に潜む闇を少しだけ覗いた気がした。


本記事はこのページを元に作成したフィクションです。

ネトゲ廃人の朝は早い

※本記事の内容は、エイプリルフール用に創作されたフィクションです。
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